1) 1968年|アポロ5号:月着陸船(LM-1)初の軌道試験
何が起きた?
1968年1月22日、サターンIBでアポロ5号が打ち上げられ、グラマン製の月着陸船(Lunar Module)LM-1が初めて地球周回軌道で試験されました。降下段・上昇段エンジンを含む「月着陸の手順を模擬する一連の動作」を実施しています。
なぜ重要?(科学・技術史の意味)
月面着陸そのものは“操縦”の話に見えますが、根っこは推進・誘導制御・シーケンス(手順)・冗長系の総合工学です。LMは“月に降りてまた上がる”専用機で、降下エンジンのスロットリング(出力調整)や上昇段の確実な点火など、地上試験だけでは潰し切れないリスクを抱えます。アポロ5号は、その核心(エンジンとミッション手順)を実機で確かめ、以後の有人月着陸の前提条件を固めました。

2) 1975年|ランドサット2号:地球観測を「連続データ」にしていく一歩
何が起きた?
1975年1月22日、地球観測衛星**Landsat 2(ERTS-B)**が打ち上げられました。衛星観測を“単発の実験”で終わらせず、データの空白を作らずに継続する構想の中で運用が進められました。
なぜ重要?(科学・技術史の意味)
地球環境を科学として扱うには、「ある年だけの写真」では弱く、同じ方式で長期間・反復的に観測した時系列が必要です。ランドサット系列は、農地・森林・水域・都市化などを“定量的に比較可能な観測”へ変えていきました。ランドサット2号の意義は、まさにその継続観測の土台づくりにあり、地理学・生態学・資源管理・災害対応などのデータ駆動型研究を押し上げました。

3) 1992年|STS-42:微小重力を「実験環境」として使い倒す(IML-1)
何が起きた?
1992年1月22日、スペースシャトル**ディスカバリー(STS-42)**が打ち上げられ、**IML-1(International Microgravity Laboratory-1)**として微小重力下の各種実験が行われました。
なぜ重要?(科学・技術史の意味)
微小重力は「ふわふわする」だけでなく、対流や沈降など重力起因の効果が弱まるため、材料・流体・燃焼・生命科学などで地上では見えにくい過程を切り出して測れます。STS-42のような研究ミッションは、有人機を“輸送手段”ではなく人が操作できる実験室として使う発想をはっきり形にし、のちの宇宙ステーション利用へもつながる研究運用の型を強化しました。












































































